ゆとりニートの日記

理系院卒⇛就職⇛1年で退社。ノースキルでノージョブなゆとり世代ニートの日記。

ゆとりニートの内定式の思い出③

内定式の思い出①はこちら

 

B君と別れ結局ひとりで懇親会会場へ向かうことになった私は、鉛のように重い気分で会場の扉を開けました。

 

 

 

「それじゃあそろそろ乾杯といきまーす!!」

 

 

扉をくぐった途端、知らないおっさんの叫び声が耳に入ってきました。

どうやら、今まさに懇親会が始まるというタイミングで到着したようでした。

まずは会場を見渡します。立食形式で、円形のテーブルが複数個会場に設置されておりそれらを囲んで談笑するスタイルのようでした。

『ム、無理だ…。』

「懇親会」、「ぼっち」、「立食」、「乾杯が始まる」、「机を選ばなければならない」etc...。

情報の多さにマニュアル人間の私は少しの間フリーズしてしまいます。

すかさず近くにいた人事っぽい人が「奥のテーブルが空いてるから早くそっちへ行け」と促してくれました。

確かに会場の奥に何故かわからないけど若干人が少ないテーブルがあり、助かったとばかりに私はそこへ急ぎます。

 

「かんぱ~い!ゥェ〜〜〜ィ……」

 

どうにか乾杯までにビールを片手に持ち、場に”合流”することに成功出来ました。

乾杯後、そのテーブルにいた3人の同期と話しをしました。私のいた会社は業務内容の関係で技術職、つまり理系がほとんどなのでですが、彼らは全員が文系出身でした。つまり、このテーブルは文系テーブルだったので若干人が少なめだったというわけです。

理系⇛おとなしい

文系⇛うぇーい

というイメージがありましたが、そのテーブルにいた3人は全員オラついてなく、とても話しやすかったので驚きました。

『よし、出鼻は挫かれたがこのままここにいて適当に時間を潰そう。』

私は再び安堵しました。

テーブル内での自己紹介も落ち着き、私は別テーブルへ食べ物を取りに行くことにしました。料理は寿司やらなにやら結構豪華だったと思います。

優柔不断なためどの料理を取るかで迷ってしまうのと、同期の数が多いこともあり、料理を取り終わるのに少し時間がかかりました。

私が料理片手に元のテーブルに戻ると……。

 

えぇ、えぇ、えぇ。

皆さんの予想通り文系3人組は既に姿が消えており、かわりに知らない中堅っぽい先輩社員と、またまた見知らぬ同期(G君)がそこにいました。

どうやら文系3人組はほかのテーブルへ見聞を広めに行ったようでした。 

 

その先輩社員が話かけてきます。曰く、先輩社員が各テーブルに1人はつくようにしているとのことでした。

『な、なんて余計なシステムなんだ。』

私は頭を抱えたくなりながら、頼みの綱のG君と自己紹介を始めました。

 

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ゆとりニートの内定式の思い出④