麻雀とポケモンに共通する魅力について考えてみた
何故かはまった麻雀とポケモンについて。
大学生の頃、一時期麻雀にはまっていた時期がある。
仲間とダラダラ徹夜で打ってるのが好きだった。
(今では点数計算すら怪しいけど。)
最近はポケットモンスター(ポケモン)にはまっている。ポケモンといってもストーリー攻略ではなく「人 対 人」、いわゆる対人戦メインだ。
(自分がするのよりYoutubeとかニコニコ動画で他の人のプレイ動画を観るのが好きなんだけど。)
で、自分は年齢を重ねるにつれてあんまりゲームとかにはまることが少なくなってきてるのに、なんでこの2つにははまったのか。
大分強引だけど共通点がある気がするので書いてみる。
覚えることの多さ、頭脳戦
麻雀はルールがやや複雑だ。
まず初心者は役(アガリの形)を覚えるのに苦労するし、フリテンと呼ばれるルール違反などにも注意しないといけない。
そして、頭を使う。
自分の牌と相手が捨てる牌を見て状況を判断し、その局面にどう対応するか考えていく。基本的には効率を考えて動くが、時には自分の退路の確保も必要だ。
ゲームが始まればやること自体は意外と単純で、ほとんど
・自分の手牌14枚から捨てるものをひとつ選ぶ
・鳴きを入れる(他の人の捨てた牌をもらい、かわりに自分の牌を捨てる)
という動作くらいだ。
しかし、選択をひとつ間違えるだけ、ほんの一巡牌を捨てる順番を誤るだけで本来なら勝てる局面から大敗を決してしまうことも珍しくない。
一方ポケモンも覚えることが多い。
ここで???となる人もいるかと思うが、ポケモンも種族値(強さみたいなもん)、技、型、組み合わせ、戦術等、知っていないと対人戦でまともに戦えないことは多い。
そもそも強いポケモンを育てるのにもそれなりの知識が必要だ。
対戦も頭をつかう。相手の手持ちポケモンを考慮しつつ、出来る限り負け筋を残さないように対戦を進める必要がある。
こちらも、やることと言えば
・出すポケモンを選ぶ
・4つの技からどれを出すか選ぶ
・他のポケモンに交換する
くらいしかないのだが、ほんの少しの選択ミスが思わぬ負けに繋がったりもする。
このように、どちらもある程度の知識を前提として頭を使うゲームでやや敷居は高い。
頭をつかうゲームは、自分では思いつかない一手に出会えた時や、自分の戦術がズッポシ決まった時楽しい。
重要な「運要素」
どちらも知識が必要かつ頭を使う結構シビアなゲームであることは述べたが、将棋や囲碁とは決定的に違うことがある。
それは、結構な運要素があるということだ。
麻雀は最初に配られる牌や引く牌次第で、どんな素人でも短期的にはプロに勝つこともある。
ポケモンは比較的そういうことは少ないが、自分のパーティーの得意or苦手なポケモンが多少なりとも出てくるので、得意な相手と当たれば相手が強くても有利になる場合もある。また、確率であたる技や追加効果、技が急所に当たるとといった要素もあるので、これまた短期的には運が勝敗を左右することもある。
どちらも対戦数が増えるにつれ効率よく安定した選択を出来る者の勝率が高くなるが、短期戦では一般的にいって『間違い』のような選択が思いがけず相手の裏をかくことになり、結果『正解』となる場合もある。
そういう紛れを狙ったり、意表をついたりということを意図的に試行することで勝利を手繰り寄せることもできるのが、魅力のひとつだ。
秀逸なデザイン
大学生の頃、ゲームに明るい友人が言った台詞で今でも覚えているものがある。
「今の時代、麻雀よりも覚えるのが簡単で似たような運と戦略が絡むゲームは沢山あるのに、なんでわざわざ麻雀をするのか。」
彼がどのゲームのことを言っているのかは分からなかったが、理由として私は麻雀の牌のデザインが好きだったんだと思う。
1〜9と幾つかの文字を表しているだけなのに、牌はどれも美しい。
牌の重みを指で感じるのが好きだった。
ポケモンもモンスターのデザインが好きだ。
初代直撃世代なのでフシギバナやリザードンとかの怪獣っぽさも好きだけど、最近のデザインも可愛くて好きだ。
「モンスター感」と「キャラクター感」の両方が出ていて秀逸だ。
「ポケモンのエロ画像」というと、トレーナーのエロ画像よりもむしろポケモン擬人化とかケモナー的なものが真っ先に思いつくのは、そこらへんのバランス感覚なんだと思う。
どちらも洗練されたデザインを持っている。
結局
麻雀とポケモンの共通点を無理やり挙げてきたが、今までの話をまとめるとこうなる。
・思わぬ戦い方に出会うとアハ体験できてサイコ〜。
・敷居が高くて頭を使ってる風なゲームで勝つと肯定感得られてサイコ〜。
・運勝ちすると射幸心が満たされてサイコ〜。
・綺麗なもの可愛いものサイコ〜。
これらを一つのゲームで得られるってイイね。
以上。